2016年10月30日日曜日

同じ漢方薬がてんかんにも骨髄異形症候群にも緑内障にも、脊髄小脳変性症にも糖尿病にも効く?

最近、骨髄異形成症候群の方を治療中に、当方のクリニックでは、いろんな厚生省指定の難病を漢方薬で治療しているが、そんなことが可能なのか疑問ですと言われた。血液の専門医が神経の病気や緑内障など眼科の病気を治療できるのか?  実は、西洋医学の病名は漢方医学には存在しない。いろんな難病が漢方医学では同じ証(漢方医学の病名)である場合がある。 同じく、漢方医学の病名は西洋医学の病気とは異なる。 従って、ある人が骨髄異形成症候群であった場合、漢方医学で診断すると糖尿病の他の人と同じ病気である場合がある。 その場合、骨髄異型症症候群の治療と糖尿病の治療は同じ処方になる。このように、漢方医学では同じ処方が糖尿病、緑内障、脊髄小脳変性症、筋ジストロフィー、など色々な難病の治療に使われる事がある(異病同治)。また、西洋医学で同じ緑内障と診断されても人によって漢方医学の病名は違う。 緑内障各人の漢方医学の病名は異なるので各々に対応する処方で治療する(同病異治)。 最初の質問のに対して以下の用に回答した。「当クリニックでは厚生省指定の多くの難病は漢方医学で診断し漢方医学の病名をつけるので、西洋医学の病名ではなく、漢方医学の病名に基づいて漢方薬の処方で治療することが可能である。」 漢方専門医は血液の病気も糖尿病も神経の病気も緑内障も漢方医学では五臓六腑の病気であると診断するので治療することができる。

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